奈倉まゆみの気ままにぶらり

史跡を巡ったことや旅行、歴史のことなど。

嘉麻市散策②ー沖出古墳ー

筑豊で一番大きいのではないかと思う、沖出古墳に来ました。

この一帯は、今はもう、炭鉱で栄えた名残は薄らいでいます。

しかし、水が豊かで、広い平野があるのは変わらないでしょう。収穫が豊かならば、人々が多く集まり、また、大きな収穫を生みます。ここを治めたものはかなりの力を持つことができたのではないかと思います。

出てきた埋葬品から、ヤマト政権と関係がある人物とみられています。

 

嘉麻市観光ポータルサイトより

4世紀終わり頃に築造された全長約68mの前方後円墳です。
平成9年7月25日に県指定史跡に指定されました。

この古墳は、遠賀川に向かって延びる標高約40mの丘陵の突出した部分を利用し、南側から高く大きく見えるように造られています。

古墳の大きさは全長約68m、後円部径約40mです。墳丘は前方部が2段、後円部3段で、斜面には石が葺かれ、壺形・円筒・朝顔形・家形の埴輪が立てられていました。後円部には、竪穴式石室が築かれ、割竹形石棺を納められていました。石室や盗掘坑からは、九州の古墳で唯一、三種類の石製腕飾り(鍬形石・車輪石・石釧)がセットで出土しました。また、九州で二例目となる「船」の絵が線刻された埴輪が発見されました。

この古墳は、ヤマト(大和)政権と強い結び付きのある人物のお墓である可能性が高く、4世紀の終わり(約1600年前)に造られたと考えられ、県の史跡に指定されています。

 

www.e-kama.net

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見上げるとなかなかの高さです。

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